"お!お二人とも、何を読んでいるのですか? 「一寸法師」!これは面白いお話ですよ!鬼からもらった小づちで− うーむ…って、あれ?面白い昔話なのに…お二人とも、どうしてそんな深刻な顔で…? "

なぜ彼らはそんな表情をするのか?その理由とはーー
以下で、各国の鬼のイメージについて紹介します!

日本の鬼って何様!?欧米の場合! ある日、娘は一寸法師を連れてお宮参りに出かけました。途中、大きな鬼に出会いました。鬼は 娘をさらいに来たのです。 「悪い鬼め。お嬢さんにちょっとでも手を出せばただではおかないぞ。」 ここの「鬼」ってなんだろう? うーん、強くて怖い、人間じゃないものだよ。うんうん。 うーん、じゃあdemonかな?日本の悪魔は、そんなこともするんだ…

彼女がそう思うのも不思議じゃない。
欧米では、悪魔(demon/devils)は、悪そのものであり、人間を欺く、誘惑して堕落させる超自然的な存在。場合によって「神」と同等のレベルにもなれるだろう。そんな「鬼」が、童話に登場してお姫様を攫うなんて、考えられないですね!
ちなみに、西洋の昔話の中で、お姫様を攫うのは、巨人やドラゴンのお仕事だよ!

日本の鬼って違う!?中国の場合 「生意気な。食べてしまうぞ。」と鬼は言うと一気に飲み込んでしまいました。 「いたた、いたた...」 一寸法師は針でお腹の中を刺しました。 「いたた。死んでしまう。降参だ。助けてくれ。」 鬼は一寸法師を吹き出すと山の方へ一目散に逃げて行きました。 あれ?なんでこの「鬼」は、一寸法師を飲み込む事ができるんだ?しかも針に刺されるなんて…

彼がそう思うのには、理由があります。
中国において漢字の「鬼」は、すなわち幽霊だからです。
幽霊は死者の魂、実体がないし、普段は見えない。だから実体がない「鬼」が痛みを感じるなんて、不思議だと思うのでしょう。もし見えてしまったら、それは悪霊の可能性が高い。その場合、イメージとしては夜に出現する醜い存在、または白い服で髪の長い女の人が多いようです。

確かに怖いし強そうですが…

違うよ、日本の鬼、実は!

日本の昔話の中の鬼は、「妖怪」の一種です。
悪役として様々な昔話に登場するが、別に超自然的な力など持ってない。
「桃太郎」や「一寸法師」、絵本などで描かれている様子は、頭から出てくる角を持つ恐ろしい、巨大な怪物です。赤もしくは青の皮膚で、虎皮のふんどしを着て、カナボウ(金棒)と呼ばれる武器を持って描かれています。
日本の雑節の一つである節分で、そんな悪い鬼を豆まきで駆逐し福を招き入れる行事は、一番身近な「日本の鬼」を体感できるチャンスでしょう。

豆撒き

如何でしたか?あなたの地域では、怖い「鬼」とはどんなモノですか?
もし一寸法師に興味があるなら、続きはこちらで読めるよ!

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出典:日本昔ばなし(英語対訳版)・美しき日本(写真)

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