「コミックマーケット」を筆頭に、もはや文化になりつつある「同人誌即売会」。日本での年に数回のビッグイベントに海外の方も参加してみたい!という方が多いのではないでしょうか?今回は、初めて同人誌即売会に参加する前に、最初に確認しておきたいこの業界の知られざる「内部事情」を解説していきます
同人誌とは?

「同人」とは同じ趣味、志を持っている個人または団体のことを指す日本語です。つまり同人誌とは同じ趣味を持つ人が作った「冊子」のことです。ここでまず知っておきたいのは同人誌には大きく分けて「一次創作」と「二次創作」の2種類があることです
簡単にいうと「オリジナル」と「オリジナル(既存の作品)の派生」と考えていいでしょう
コミケの歴史

同人誌即売会の中でも一番規模の大きい「コミックマーケット」の歴史をご紹介します
1970年代、この時たった4人のスタッフによりコミケ企画がスタートしました
当時初となるコミケには参加サークルの数は32という小規模。しかし、この頃から参加者は約700名と、開催初期にも関わらず参加人数は多め
その後も会場は徐々に大きくなっていき、1990年代の日本のアニメブームでは爆発的に参加者が増加。同人(一次創作)サークルが商業メーカーへ転換に成功するなど、コミケの人気と勢いは止まりませんでした。今では一般企業(公式)もコミケに参加するなど、大きな盛り上がりを見せています
なぜ二次創作系の同人誌が訴えられないのか?
もともと存在する作品を元に描かれた二次創作系同人誌は、どうして訴えられないのでしょうか?
答えは、原作者が訴えないからです
つまり、二次創作系の同人誌や同人グッズは、違法ですが、ただ訴えられていないだけで、実際に訴えられたら確実にアウトということをしっかりと頭に置いておきましょう
そのため、以下のマナーは必要最低限で守るようにしましょう!
二次創作同人誌を取り扱う時のマナー

・手に入れて嬉しくても、公共の場では読まない
(多くの人の目に触れてしまう)
・SNSに勝手にアップしない
(原作者と制作者のどちらに対しても迷惑にあたります)
・転売は一次創作も、二次創作もNG
・その他公式や原作者の目に触れるような行為はNG
など、大変デリケートなもののため、取り扱い方や、マナーには十分注意しましょう
人間として当然の配慮を忘れない
サークル参加する人も、一般参加する人もどちらも「参加者」ですお客様ではありません
ですので、みんなが共通の趣味の仲間です。お互いが心地よい空間にするために配慮を忘れないようにしましょう
笑顔やかるい挨拶をしておくといい印象ですね!
もちろん海外の人も参加可能!

一般参加もサークル参加も日本国籍以外の人も、国籍問わず参加可能です。自分が参加予定の公式サイトをチェックしましょう。英語、中国語、韓国語など、多言語に対応しています
ルールを守って楽しく活動しよう!
いかがでしたか?この他にもたくさんのルールやマナーがあるので、その都度ぜひ調べてみてくださいね。同人誌即売会についての知識が少しでも深まり、いままさに活気あふれる同人誌ライフを楽しんでください♪

年に2回の大祭り!?コミケとは?

Bananako@MaDeLaの他の記事はこちら!
→サブカルカテゴリーの記事をもっと読む
→Manga de Japanの記事をもっと読む