富士山は時代や国境を超えて多くの人を魅了し続ける山です。毎年2~30万人もの人が日本最高峰の地へと足を運びます。私も「人生で一度は富士登山がしたい」とずっと憧れを抱いてきました。そしてこの夏、長年の願いが叶い8月17、18日の2日間で富士登山を決行してきました!
この記事では私が富士登山の経験から得た登山のコツや見所などを前編後編に分けて紹介します。富士山に登ってみたいと考えている方への参考に、またこの記事から富士登山に興味を持ってもらえたなら嬉しく思います。
※2019年現在、富士山に入山できるのは夏のみとなっています。毎年7月10日〜9月10日までの約2ヶ月間開山しています(吉田ルートは7月1日〜)。
富士登山というとカジュアルなイメージがあるのではないでしょうか。誰もが挑戦できることもこの富士登山の魅力の一つです。しかし標高3,776mの日本一高い山を登るため油断は禁物です。無計画では万が一の時に慌てることになったり最悪の事態も考えられるため、下調べやスケジュール管理は大切です。今回私が事前に立てたスケジュールをシェアします。ここまで細かく決めなくても山小屋到着目標時刻や帰りのバスの時間など重要な部分を押さえておけば大丈夫です。
富士登山を経て、登山において靴は元も重要だと感じました。ランニングシューズやスニーカーは持っていたのでこの2つも検討しましたが色々情報収集した結果、トレッキングシューズを購入。これが大正解でした。7合目〜8合目はひたすら岩場を登っていきます。また登山道はゴロゴロとした岩が多く足を取られやすいです。トレッキングシューズの軽さや足へのフィット感、地面へのグリップ力がへの負担を軽減してくれます。スニーカーで登っている人も見かけましたが険しい登山道で靴底が剥がれてしまっていたり靴に石が入り込みやすかったりと、登れないことはありませんがデメリットの方が多いように思いました。靴は登山の快適さを大きく左右します。5,000円ほどで購入、レンタルできるものもあるので靴は登山靴一択です。
私が日頃使用しているPC用のバックパックを持って行こうとしたところ、友人がそんな重いカバンだめだと10Lのアウトドア用のバックパックを貸してくれました。荷物はその中におさまるように最低限に。着替えはインナーワンセットのみ持参しました。また、意外とこれがなくて困った!というものはありませんでした。またトイレットペーパーは基本的にどのトイレにも備え付けられていました。以下が準備したものリストです。ヘッドライトは100円ショップで購入、道中で栄養補給するためのスナックは効率よく、かさばらないようにエナジードリンクやプロテインバーなどを持って行きました。荷物は軽くなるほど負担が軽減されます。10〜20Lのバックパックで、できればチェストベルトのあるものを選びましょう。
携帯酸素やウェットテッシューなど重要度の低いものは一緒に行くメンバー内で持ち物を分けて持つことで一人当たりの荷物の量を減らすことができますよ。
登山は登りの方が大変なイメージがありますが、下りの方が足に負担がかかりやすく膝を痛めやすいです。また富士山の下山道はひたすら砂利道のような道が続くので足が滑りやすく体力を奪われます。登りの時の疲労も蓄積されているため油断は禁物です。以下は私が経験から会得した下山時の負担を軽減するコツです。大切なのは重心を安定させ滑らないように気をつけることです。思わぬ怪我の防止にもつながります。ぜひ試してみてください。
●足はガニ股をキープする
●着地はかかとからを意識する
●重心を後方にキープする
●歩幅は小さく
金剛杖とは山小屋などで購入することができる杖のようなもので、体を支える役割を果たしてくれます。同じ役割を持つトレッキングポールをレンタルするか迷っている方はぜひ金剛杖を使ってみてください。トレッキングポールは両手がふさがってしまいますが、金剛杖は片手が空くので特に岩場を登る際に役立ちます。また下山時には体重を支えてくれ足への負担を軽減できます。
そして何と言っても金剛杖の醍醐味は各山小屋で焼印を入れてもらうことができること!私はスバルライン5合目で購入し、各山小屋で焼印を入れてもらいながら登って行きました。登山を共にした金剛杖は思い出の品になること間違いなしです。富士登山の記念として最もおすすめしたい一品です。杖はいらないけど焼印は欲しい!という方もご心配なく。小ぶりなものも売っています。
いかがでしたか?富士山に登りたくなって来たのではないでしょうか?記事は後編に続きます!
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