"祖父「柿がいい頃合いに熟しているねぇ」
孫「ねぇ、おじいちゃん柿食べたい」
祖父「食べようか。柿は栄養満点だからねぇ」
孫「具体的にどのように栄養が満点なの?」
祖父「相変わらず知りたがりだねぇ。
でも可愛い孫だから教えてあげよう」"

"祖父「柿は主にカリウム、ペクチン、
ベーダカロテン、リコピン
ビタミンCが豊富で高血圧の
予防や疲労回復、風邪の予防、
ガン予防、老化予防なんかにも
効果があるんだ」
孫「すごい!お薬みたいだね!」
"

"祖父「その通り。だからこんな諺がある。
”柿が赤くなれば医者は青くなる”
柿を食べれば病気知らずってことさ」
孫「へ〜だから最近
おじいちゃんの顔色も青いんだねー」
祖父「・・・」"

"看護婦「あれ?先生どこにいるかわかります?」
祖母「さぁ、うちの孫と柿の木の方に
行ったんじゃないかしら?」
看護婦「もう〜患者さん少ないからって
サボって・・・」"

"祖父「おーい、柿が食べごろだ。
ばあさん剥いてくれ。みんなで食べよう」
祖母「はいはい」
看護婦「先生!診療所に戻ってください!」
祖母「まぁまぁ看護婦さん、固い事
言わずにね」"

"サクッサクッ(柿を切る音)
祖母「はい柿剥けたよー」
孫「わーい」"

"シャクッ(柿をかじる音)
祖父「おいしいねえ」
祖母「うん甘く熟してるわ」
看護婦「美味しい。
久々に柿食べたかも」"

"ザクッ
孫「んーこの柿腐ってるよー!」
祖母「あら、それは渋柿ね
柿には甘柿と渋柿があるの」
"

"祖父「人生と同じだよ。時には甘く、時には渋い」
看護婦「先生カッコつけてないで診療所
戻りますよ!急患いたらどうするの!」"
