皆さんの国では卒業式は一般的にいつがシーズンでしょうか?日本では主に3月が卒業式、4月が入学式のシーズンに当たります。学校だけでなく就職や職場の異動もこの時期に行われるとこが多く、大きく環境が変わる人が最も多い季節です。そういう事から人間関係も大きく変わるため「出会いと別れの季節」としばしば言われます。そんな中でもやはり卒業式は一つの大きなイベントです。今回は日本の卒業式のある風習をご紹介します。

なぜ第二ボタンなのかには諸説あります。
詰襟の学生服の由来は軍服だといわれてます。昔戦時中に戦争に行かなければいけなかった若者たちが、もう二度と帰ってくることができないかもしれない旅立ちの日に、一番大切な人に思いを伝え、自分の形見として軍服の第二ボタンを渡していて、一番上のボタンを取るとだらしなくなって叱られるが、第二ボタンだとわかりにくく、敬礼 (左手を胸の前に当てるポーズ)の時には手で隠れるため、 第二ボタンが選ばれたという説。
第二ボタンが一番心臓に近いということから、好きな人の心の傍に三年間いた第二ボタンをもらうという説。
第一ボタンが本人で2番目のボタンをもらうことでその人の2番目になるという説。などです。

現在では実際にボタンをもらったりあげたりという光景はあまりみられなくなったようですが、甘酸っぱい青春の1ページには違いないでしょう。