日本人も知らない!?和綴じの方法と種類 〜Part1〜
和柄の「麻の葉柄」のような見た目の綴じ。
「麻の葉柄」とは日本古来の正六角形
を基礎にした幾何学文様で、形が麻
の葉に似ていることからこう呼ばれます。
昔の日本には生まれてきた赤ちゃんに
麻の葉柄の産着を着せる風習がありました。
死亡率の高かった昔、少しでも元気に育ってほしいという願いや、魔除けの意味が込められていたのです。
製本の面では装飾としての面が強い
かもしれませんが、可愛い雰囲気で筆者のお気に入りです。
和柄の「亀甲柄」のような見た目の綴じ方。
四つ目綴じの各斜線の部分に2穴づつ穴をあけ、亀甲形の状態を表わした綴じ方。
この綴じ上げた糸の模様が「亀甲柄」
に似ていることから「亀甲綴じ」と呼ばれ、お目出度い集まりの芳名帳などに使われていたそうです。
本を横にしてみると亀甲柄が見えてきませんか?
原案&絵:山田海里(東京デザイナー学院)
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