ドラマやアニメで、この風景は見たことありませんか?
落ち着いた晴れた午後、縁側に座り、ゆっくりお茶を飲みながら、庭を眺めるお婆ちゃんの姿が。もしくは、若者たちがスイカを食べながら、縁側に座り、夏の思い出話をしつつだらだらしてる姿が。まさに日本ならではの風情だね!
今回は縁側について、見てみましょう!
縁側とは?
縁側は日本の和風家屋特有の構造であり、家の建物の縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷き状の通路である。

通路と言っても、縁側と廊下は同じではありません。重要なのは「通行するためだけ」のものなら廊下になりますが、縁側は庭など外の風景を眺めたりくつろいだりするスペースです。

その他にも、季節により部屋の中の温度を調節する役割があります。
和式旅館など、窓際に椅子などが置いてある空間がよく見かけます。それも縁側(広縁)の一種です。

ちなみに、寿司などでみかける「えんがわ」は、ヒラメやカレイのヒレであり、その形が家の縁側と似てることからこんな風に呼ばれるそうです。

縁側の種類
分類としては、濡れ縁とくれ縁の二種類があります。

濡れ縁
濡れ縁は、外側軒下に造られる縁側のため、外縁とも呼ばれています。廊下として屋根の下にあるものや、窓の外側に作られるものなどがあります。これらは雨などのとき濡れるため、濡れ縁と呼ばれています。

もし和風旅館や古い和風建築に上がる機会がありましたら、ゆっくり縁側で腰を下ろし、温かいお茶を供に、くつろぎの時間を過ごしてはいかがでしょうか?
次回、和室を覗いてみましょう!お楽しみください!

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